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>「マリア様がみてる 薔薇の花かんむり」
先日も書いたように、表紙と帯で内容がバレバレなので、速やかに追記に移動して、ネタバレ話はそちらで心置きなくすることにします(笑)。

以前の「マリア様がみてる」シリーズの感想(HP内)はこちら
 →小説レビュー:マリア様がみてる(Optimist's Room)
以下ネタバレあります。注意!
というか、今日は間違いなくまともな感想など書けそうにないので、最初に断っておきますよ~。
…え、いっつもそうじゃないかって?(爆)


はい、ということで、めでたく祐巳と瞳子が姉妹になりました。
おめでとう、二人とも!
本当にここまで長かったです。
マリみてをずっと好きで良かった。
ここまで祐巳の妹問題が長くなってしまったことで、同士の方が減ってしまった気がするのは…致し方ないことでしょうか(^^;;
ただ、私にとっては、たしかに待ち長かったけれど、待つのも楽しみだったな、と今こうしていて思います。
別に強がりでもなく。

本当にこの時を待っていました。
そりゃもう比喩でもなんでもなく、どういう風に渡すんだろう、と妄想したりして。
マリア様の前、というのは外しようがなく、その通りでした。
祐巳と瞳子の二人とも「祥子に同席して欲しい」と思っていたというのは、意外なようで、いざ聞いてみるとたしかに自然なことですね。

…いろいろ書いてはいますが、一言で言うなら、P49での次のシーンを見れて、もう嬉しかった、とただそれだけです。

祐巳は、右手で妹の手をとった。
「行くよ、瞳子っ」
「はい」

言葉など要らない。

このシーン直前のやり取りがまた、いかにもこの二人らしくて思わず笑みが。
姉妹になって、「瞳子」「お姉さま」と急に呼び方が替わります。
瞳子はあっさり切り替えたのに、祐巳は例によってなんか躊躇が入ってしまう。
現二年生トリオの妹はしっかり者、というのを実感させてくれました(笑)。

常々思っていることですが、特に激しい事件などない、何げない日常を描いていて、何でこんなに生き生きしていて、面白いんだろう、と。
ファンだから、で片付ければ終わってしまいますが(ぉ
この巻は「三年生を送る会」というビッグイベントを準備して、会を無事成功させた、というお話です。
それだけ書けばなんてことないんですが、でもそうじゃない。
作中の人物たちの想いが伝わってくるから、でしょうね。
彼女たちの想いを他人事だと思えないぐらい、思い入れがある、ということで。
祐巳が瞳子や祥子やもちろんそれ以外の人たちのことを信頼して、大事に思っていることをずっと読んできた私はよく知っているから。

「自分たちは、この人たちのためにがんばったのだ」

そう祐巳が言っているとおりです。

にしても、最後のシーン、一年生二人の文字通りの隠し芸で読者をびっくりさせた後で、「マリア様の心」でみんなでワルツを踊る、なんて、なんて心憎いことを。
これはもちろん1巻目のラストとかぶります。
が、違うのは祐巳と祥子の二人だけではないこと。
周りには信頼する仲間たちがいる。
いつか終わりは来るし、別れが来るけれど、今はこうして楽しく踊っていられる。
いつまでも踊っていたい。

「いとしき歳月」から1年。
とうとうこの日が来てしまったか、と思うと感慨深いです。
寂しさはもちろんあります。
でも、不思議と落ち着いていられるのはなぜか。
それはたぶん祐巳や瞳子なら大丈夫だと思えるからでしょうね。
信頼できる。
その思いはたとえ読者という立場からの一方的なものであっても、たしかに作中の人物たちと同じだと…信じたい。

次巻への課題は「祥子が何を企んでいるのか」ですね(笑)。
正直、さっぱりわかりません。
今野先生、いつもながら人が悪いです(誉
楽しみに考えつつ待つことにしましょう。

P.S. 一度原稿書いてアップしようとしたら、なぜか管理画面のログインが切れていて、再度書き直しました(泣)。
だもので、細部はたぶん微妙に最初のものと違います。
どっちが良いとも言えませんが(^^;;


10/06 1:20 追記の追記
読み直しみて、少し追加。
「信頼」ということで言えば、今回、祐巳はよく知る人物たちに「どっしり」という形容をされています。
祥子と志摩子。
何ゆえそんな風に祐巳が見えたのかというと、それだけ祐巳が成長して、貫禄が出てきたからですね。
そんな反面、本人にはその自覚なんてないし、気持ちが顔に出る「百面相」ぶりは相変わらず、粗忽な所も相変わらず、なのですが(笑)。
なんでそんなに「どっしり」して見えるか。
状況は異なりますが、両方の場合において共通しているのは祐巳が相手のことを信頼できているから。
(相手はどちらも祥子でした、そういえば)
ゆるぎない信頼で結ばれた絆が二人の間にはある。

また、演劇部部長(今回氏名が出てきました。「高城 典(たかぎ つかさ)」)に瞳子のことで責められた時もそう。
瞳子のことを放っておいていいのか、と問われて、祐巳は

「瞳子を信じているから」

と答えるのです。
言う必要があれば瞳子の方から言ってくるはずだ。
そう確信できています。
(個人的に、この部長の行動には最初ちょっと引きました。
が、結局のところ、

「逆にあなたたちの絆を見せつけられることになるなんてね」

でありました。
典も自分の行動が「失敗」だとわかっていた、でも言わずにはおられなかった。
…その後でなお、

「瞳子ちゃんを、舞台の上で輝かせてみせる」

と言える気持ちの強さがとてもかっこいい。

この際、追加の追加で書いておくと。
読者の私も、祐巳も瞳子はもちろん、彼女たちと親しい誰もがうれしい出来事であっただろう”紅薔薇に新しい姉妹誕生”の場(薔薇の館で祐巳と瞳子が山百合会の面々に報告をした時)で感極まってしまっていた乃梨子。
たぶん、瞳子と祐巳のことでは一番気を揉んでいて、心配して、うれしかっただろう彼女。
そりゃ泣くよなぁ…。
もう泣かすなよ、瞳子!

…ああもう、想いっきり蛇足だし、感想ですら全然ないし(爆)。
…というか、呼び名のことで言えば、乃梨子は唯一祐巳と同等に「瞳子」と呼び捨てなのです。
「お姉さま」である祐巳と比べられるものではないけれど、乃梨子と瞳子の間の絆は本当に強いものがあると思います。
良いコンビです。
(文中では「スーパー一年生コンビ」(^^)b)
ちょっとだけ心配なのは、来年になって菜々がもし由乃の妹になりおおせたとしたら、ちょっと疎外感を感じやしないかということ(^^;;
…まあしっかりしている娘ですし、杞憂でしょうが。
管理人のみが読めるようにする

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