ティアをクリアー。
おまけ含めて全て見ました。
作品としては評価していますが、個人的には求めていたものではなかった部分があるので手放しでは好きと言えないかな。
気になっていたボリュームは十分すぎるほどありました。
物語としては綺麗なのだけど、少々救われないし、報われない。
カイムがようやく自分の気持ちに正直に向き合って決断し、ティアを救い出したところまではある種予定調和と言っても良かったのに、そのまま安楽なハッピーエンドにはいきませんでした。
厳しいね。
ティアの気持ちはよくわかるし、その想いと決心は美しいけれど、だとしても一プレイヤーとしては安直でもティアが生き残る結末を見たかった。
ルキウスもシスティナも死んでしまいましたし。

…でも、考えてみれば、メルトにしろ、ヴァリアスにしろ、それ以外の人間にしろ、それまでの過程であまりにも多くの犠牲がありすぎたんですよね。
それを全てなかったことにする展開をどこか期待していたけれど、それはあまりにも都合が良すぎるのかもしれません。

ティアは本編で報われない分、おまけでだいぶはっちゃけってました。
というより、おまけでないとティアとの幸せな未来、つまり夢は見せようがなかった、というのが真相か。
オーガストの転機になりそうな作品ですね。
個人的には甘ったるくて温くてもメインヒロインが最終的に報われて欲しかったので、ちょっと釈然としないのですが、これも作品の一つの形なんでしょうね…ああ、なんだかまとまらない。

そのティアに限らず、残りのおまけも楽しいものでした。
本編で挟み込む余裕がなかったか、エッチシーン多めなのがうれしい。
メルトがカイムを最初に迎えた時の話があるかとちょっと期待していたものの、さすがにありませんでしたか…。

音楽は今回も秀逸。
反面ボーカル曲は今ひとつだったかな。
雰囲気はすごく出ているんですけど、曲単体としてはあまり印象に残らない。

トータルで見て、キャラとしてはどの娘も甲乙つけがたい。
それぞれ見せ場とアピールポイントをしっかり用意してありました。
最後の最後でコレットが美味しいところを持っていったような気がしないでもないですが、しいて言うならリシアかなぁ。

作品として評価している、というのはやはりシナリオ部分の読みごたえ。
一貫して「自分は何のために生きているのか」というテーマをずっと問いかけ、主人公とヒロインの生き方で一つの回答を示す。
主人公だけにとどまらず、あらゆるキャラの生き様がそう。
…耳が、いや心が痛いですよ。

そんな感じでいろいろと思うところはあるものの、期待していただけの分は十分楽しませてもらいました。
新しい雰囲気の作品への挑戦はひとまず成功と言っていいのではないでしょうか。
コンプできるということは私にとってはやはり相性の良いブランドのようです。

恒例のコンプ後の”アレ”は今回もあります。
いい加減ネタ切れか、あんまり切れ味が感じられませんでしたが、もはや伝統芸能ですからこれはこれでいいのでしょう。
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