…とはやはりいかないですね。
心に苦いものを残しつつも、どうにかこうにか一応のクリア、かな。
最後の選択肢を間違えた先にあるだろうバッドエンドだけまだ確認してませんが。
だいたい納得のいく形の終わり方であったと思います。
バッドエンドも含めて、かなり酷いシーンの数々を潜り抜けての安息の日々はやはりありがたく、それを迎えられたことにはカタルシスを感じます。
姉妹ともども仲良くなるなんて羨ましすぎる。
しかしまあ、ひかりは最後まで影が薄いですねぇ。
彼女であるひかりよりも姉の空の方が出番自体多いし、インパクトもある。

結局、主犯である彼の動機というか、内面はあまり理解できませんでした。
だからこそ、「人間デブリ」なんてタイトルになるんでしょうか。
自分の情けなさを実は心底わかっているからこそ、自分以外の他人にはとことん酷くできるのか。
なんとも、いざ自分が追い詰められてしまった後は拍子抜けするぐらい脆かったです。
もうちょっとしぶとさを見られるのかと思ってましたから。

グラフィックは今回もエロい。
塗りもとことん繊細ですし。
欲を言うならば、男の体格(シルエット)が少々柔らかすぎて、体積的にも足りないので、いまいち女性との差が感じられないのが物足りないかな。
女性絵師ならではの繊細さがある一方で、そこだけは気になりました。

ボリュームは前作よりも少な目かも。
あまり分岐が多くないので。
10時間ちょっとぐらいで、わりと一気にやってしまえる量かと思います。

シナリオは途中のクドいまでのエッチシーンは少し趣味に合いませんでしたが、そこも好き好きでしょうし、ほとんど不満な所はないですね。
ネタがわりと早い段階でわかってしまうのが残念なぐらいかな。
もう少し最後までドキドキしたかった、というのはあります。

エピローグ的な最後のエピソードで、空と主人公がお互いに昔からの想いを告げるところが良かったです。
自分の本音をさらけ出して、なおかつ相手を慮ってあえて酷い物言いをしてみるという。
ツンデレといえばツンデレなんですが、そういう単語で片付けるにはもったいない希少な感じがあります。
空は処女ではなく、主人公はそのことをただ許す、ということではなく。
責めながらも、自分のことも懺悔して、やっぱり相手を許しているんですね。
そういう、嘘偽りないやり取りがいいな、と思いました。
無条件に全て処女にすればいいというもんじゃない。
さすがに老舗ソフトハウスならではの凄みを感じます。
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