2010/11/04(木) 16:33 君に届け 実写映画 感想
映画を観に行ってきました。(→公式サイト
さすがにダイジェスト気味ではあるものの、思いのほか良かったです。
主役二人のハマりっぷりはかなりのもので、これで半分は勝ったようなものでしょう。
君に届け 実写映画に含まれる原作
今回の映画は大晦日までなので、原作では7巻の途中までぐらい(上の写真)にあたります。
(7巻の帯がだいぶ汚れちゃってますね。お目汚し失礼)
ただし、最後の方はかなり展開が変わってくるのであくまでも時系列としてということです。

映画館は本編上映前に他の映画の予告編があります。
この映画はオープニングがずいぶんさりげないので、最初、まだ別の映画の予告編やっているのかと思ってしまいました。
爽子が両親に(特に父に)愛されていること、高校になるまでになぜ「貞子」と呼ばれるようになったのか、ということを爽子の語りで説明しているオープニング。
もうちょっとインパクトのある入り方をするのかというイメージがあったので、ちょっと意外で面白かったです。

おおむね原作どおりの進め方で、重要なイベントシーンは盛り込んでありました。
どうしてもセリフやモノローグが削られていて少ないので、原作読んでいる側としては説明不足に感じてしまいました。
ただ、映画を初めて観る人だとそこまで感じないかもしれません。
私としてはやはり爽子と千鶴、あやねが絆を深めていく過程がちょっと物足りなかったかな、という気がします。
そうでないと女子トイレでのあの場面に説得力が生まれないからです。
そして、爽子が風早に対してどう思っていて、どういう風に好きになっていったのか、という描写もちょっと物足りない。
風早から爽子に対しても同じですね。
映画では風早の告白→爽子がそれに応える、というところまでいってしまうのでなおさら性急に感じてしまったのはたしかです。
それでも個々の場面の出来は良かったと思います。
尺が足りないだけじゃないかな。

大晦日(零時を過ぎるので元旦でもある)の時点で二人が付き合うことになるのは、実は漫画をリアルタイムで読んでいてそうなるのかな、と思っていた展開でもあるので、そんなに違和感なかったです。
映画版でのもう一つの「君に届け」ということでいいんじゃないでしょうか。

爽子父の設定が少し変更してあるのはいかにも映画的なドラマティックさを演出したいがため、と見ました。
父は爽子が生まれる時に出演している演奏会を放り出して病院に駆けつけた。
それだけ生まれてくる娘の爽子に会いたかったから。
そして今、爽子は今一番会いたい人、風早に会って想いを伝えるために演奏会の会場を飛び出し、神社へ駆けつける。
ベタだなぁ、とは思いましたがむしろそれは好感を持てるベタさでした。

爽子役多部未華子さん、風早役三浦春馬さん、どちらも非常にハマっていたのがなにより良かったです。
その他のキャストもかなりイメージどおりでした。
ピン役のARATAさんが良い味出してましたし、爽子母役の富田靖子さんは久しぶりに見ましたが相変わらずお美しい…漫画原作のすっとぼけた感じよりはもうちょっと上品な感じでしたがこれはこれで。

映画のテーマはわかりやすく「想いが届くかどうか」、そして「大切な気持ちを届けるためには言わないと伝わらない」ということかと思います。
漫画原作だとそこに爽子や風早本人の性格の問題、精神面での成長、というところがプラスされてくるのではないかと思いますが、そこを含めると2時間(正確には138分)には収まらないですから、テーマを絞ったのは正解でしょう。

ENDクレジット(スタッフロール)内で脇役の後日談的な映像が入っていて、さらにクレジット終わった後に爽子・風早のワンシーンがあったのはちょっとびっくり。
TVアニメではわりとある手法ですが、あんまり映画では観ないような…でもいい演出でした。
管理人のみが読めるようにする

トラックバックURL
→http://optfs.blog62.fc2.com/tb.php/570-2319df24