「いいとか悪いじゃない。そうするんだよ」
シャーロックはきっぱりと答えた。


>ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 舞踏会の青
ドレスと舞踏会。
これ以上ないぐらいぴったりした関係ですね。
華やかで緊張感があって、しかも激甘で大変美味しゅうございました(笑)。

にしても、バーンズ夫人、いい人だわ。
単なる「薔薇色」の上得意客で、押しの強いだけの人だと思ってましたが、いやいや、思いやりがあって、クリスとそれからパメラのことを気にかけてくれている得がたい人だということがこの巻でわかりました。
クリスはやっぱり周りの人に恵まれているなぁ。

あと、意外と言えば、クリスの恋敵アディル嬢がいつもになく乙女だったのが印象的でした。
ミセス・コルベールに言われたことを無視して、心からうれしそうにシャーロックと踊っていたこと。
そして、ホストとしての責務を忘れかけるぐらいシャーロック(とクリス)のことを気にして落ち着きをなくしていたのは驚き。
シャーロック、罪な人ですねぇ(ぉ
でも、アディルの人間っぽさが見られて、個人的にはだいぶ印象がよくなりました。

クリスがジャレッドとの会話で、初めて「自分がシャーロックにはふさわしくないこと」を言葉にして認めてしまったのが痛々しくて切なかったです。
ただ、それでもクリスはシャーロックを責めるわけではない。
当然のことながら。
いつかシャーロックのそばに「ふさわしい女性」が現れるまで、それでも、今だけは一緒にいたい…! と。
その”想い”がもうなんと言っていいやら。

だからこそ、ラストがあそこまで盛り上がるんでしょうけど(^^;;
いや~、糖度増量とはあとがきにありましたけど、予想以上でした。
シャーロックがほんとにとりつくろってなくて、クリスも素直に甘えていて、しあわせそうなのがとことん萌えました。
良いわぁ・・・。

…で、その後のエピローグが実に秀逸でした。
いいオチと言うべきか(笑)。
熱出すぐらい盛り上がっちゃうなんてやりすぎですよ。
いや、もっとやれ、かな、むしろ。
ジャレッドの

「ここじゃどこの王様だってパメラには逆らえない」

は名言ですね。
まったく男どもときたら…っ! (爆)
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