かがみふみを先生の作品は夏の恋、という印象があります。
まあ、衣替えしてそればっかりでもなかったりしますが。

>「ちまちま」、「まちまち」1巻、2巻
時間も遅いし、一気に読んでしまったのでまとめて感想を。
最新刊「きみといると」から入ったので、前の絵はやっぱりちょっと拙く見えます。
ただまあ、読んでいるとあんまり気にならなくなってきますね。
あれです、ゲームやってても、絵はいまいちだけどシナリオはいいから面白いってタイプ(ぉ
初期から読んでいるとまた違った感覚もあるでしょうけど、私としては今の絵の方が見やすくて好きですね。
ほんわかした感じはずっと変わってなくて、それは今後もなくして欲しくないところ。
また、絵というかコマの作り方やストーリーのつくりは今とは若干違った印象があります。

ちまちま:
やや詩的な雰囲気。
心理描写などの例えで山やグルグル回る階段が出てきたり、ちょっと不思議なカットが時々入ります。
最終話の時間スキップぶりはちょっと意外で残念だったかも。
あとがきでもフォローしてますが、やはりわだかまりがなくなってからのイチャイチャぶりをもうちょっと見たかった感じです。
とはいえ、恋する二人にはついニヤニヤしてしまうのはこの作品でもかわりません。
帯の文句が

「こんな小さな事でうれしくなる」

ですがその通りで、何気ないことが恋する二人にとってはうれしくもあり、悩みでもあり。
(余談ながら、「きみといると」も含めて帯が毎度秀逸ですよ)
それを丁寧に描いていっているのが良いです。
ちなみに、真由の友人二人が最初嫌な印象を与えてくれるのですが、後半では真由の力になってくれるので、安心してください(苦笑)。
基本は真由側からの描写、ただし、黒川くん側からもあります。
ん~、上手くまとめようとしてまとまらないな。
一つ言えるのは、好意を持ち合っていても、結局のところ、お互いの本心はなかなか見えてこないものなんだな、ということ。
好きな相手だからこそ、嫌われたくなくて、聞きたいことがなかなか聞けなかったりしますが、本音をぶつけ合っていかないと相手の本当のところは見えてこないし、二人の距離は縮まらない。
恋は二人で作っていくもの。
その二人なりの恋がある。
そんなメッセージかな。

まちまち:
「ちまちま」がちっさい女の子と背の高い男の子(「きみといると」はこっちに近いですね)。
対してこの作品は、背の高いのが悩みの女の子とその女の子よりも背の低い男の子の物語。
(どーでもいいですが、あんまり他人事じゃないですYO(苦笑)<背は低いので)
ぎくしゃくしてた二人が近づいて、付き合うようになって、でもまたささいなことでまたぎくしゃくして…の繰り返し。
ああでも、そういうもんなのかもしれません。
そんな悩みを一つずつ、二人で解決していく。
途中でゆうくん(勇大)が言うように

「悩みって乗り越えるもんじゃなくて、うまくつきあっていくものなのかな。」
<まんま2巻の帯の文句

なのでしょう。
至言です。
それがわかってればこの二人は大丈夫じゃないかな。
わかってても実践していくのが大変なんだけれど(^^;;

ともあれ、毎度読んでいて身もだえするような、初々しい恋の描写がすばらしいです。
ほんと、劇的ななにかがあるって感じじゃないんですが、いつの間にか読み進んでしまう魅力がありますね。

この作品も、女の子側の友人二人、小雪とサチコがわりと目立ってます。
ただし、主役二人の恋を応援するというよりはそれぞれ別の恋が脇で進行してるんですな。
小雪は最初史子に対して同性愛っぽい描写(1巻のおまけまんが)があって、そこから部活の顧問の教師相手に恋を育てていく。
サチコは先輩の生徒会長氏(河田さん)とラブラブ~遠距離恋愛、という流れ。
他の(つっても、まだ2作品しか他には読んでませんが)よりはサブキャラに描写が割いてある印象あり。
「きみといると」がほとんど主役二人だけにしぼった話なので、ちょっと意外に感じましたが、これはこれでありなんじゃないでしょうか。
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