>「ささめきこと」その22 Early days:4
「普通」って何さ?

「ささめきこと~完~」(ぇ

「私にもあるよ 大好きなもの
見ているだけで幸せなんだ 私――」


いやいや、もう良い回でした。
純夏が汐を恋愛対象として初めて自覚して、でも、告白は諦めた回。
なのにこの読後感のきれいなことといったらなんだろう。
すごく納得のいく(純夏がなぜ汐に告白しなかったのか)説明回であり、エピソードとしては悲しい部分も含みます。
それでもなんかどうしようもない嬉しさもあるっていうのは、たぶん純夏が汐を想う気持ちがとても強くてまっすぐで、「好き」という気持ちがよく読者に伝わってくるからかな。
そして、その気持ちを汐には告げずじまいではあるのだけど、汐を好きな気持ちを否定しない。
むしろ、好きになることがどんなにすばらしいことか、真っ向から肯定しています。

「それでも私はやっぱり普通の人間のはずだもの」
「――――違う」
「…風間だって普通の人間なのは自分が一番よく知ってるじゃないか
ただ女の子を好きになるくらい なんだっていうんだ」


ここの部分は純夏の心中描写の言葉も良いですし、マンガとしての構成が良いです。
上記「違う」の前にいったん大宴会場(?)での生徒がたくさんいる情景を挟んだ上で、この言葉を言わせているので、タメがきいていて、かつ、普通=他の大多数の生徒、ということを文字ではなく絵だけでうまく表現していますね。

それだけに、いったんここで純夏が「自分たちは両想い」だとうかれてその後、の場面がすごくいい落としっぷりです(TT
なぜ純夏は汐に告白しなかったのか。
それは

「向こうにだって好みのタイプはあるだろうし」

です。
汐が女の子を好きで、お互い”友人としては”大好きで、でも、恋人としては受け入れられないかもしれない、と気づいたために純夏は汐への想いを封印してしまいました…。
悲しすぎる。
…とはいえ、これで中学編終了(最後2Pで二人とも高校の外見に戻ってるので)。
ため息とともに”今までどおり”のあいさつを返した汐。
次回も目が離せません。
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