>「ささめきこと」13話-17話(コミックアライブ2008年5月号-9月号)
単行本収録の12話以降が気になってしょうがないのでバックナンバーを読むことに。
なにしろ9月号をちらっと読んだらいきなり「盛り上がってまいりました」状態でして(笑)。
「何があったんだ」といてもたってもいられませんでしたよ。

2巻の段階でかなり汐の気持ちが純夏に傾いてきてるかな、というのが見てとれましたが、それですんなりことが進むかというとそうでもなく。
体育祭、学園祭、とイベントがある中で、純夏がどれだけ汐のことを大事に思っているかを描きつつも、決まりそうで決まらないんですよね~(^^;;
フォークダンスで二人で踊るのか――と見せて、直前に汐はお人形のような留学生ロッテに一目ぼれしちまう、と。
その辺がああ、なんとも、憎たらしいけど上手いなぁ、と思います。

で、そのシーンだけだと汐がたいがい嫌なキャラに見えてしまいかねませんが。
純夏が好きなんじゃないの? って。
(純夏に感情移入して読んでいる私としてはこの時の汐にはそうとう腹が立ちました(ぉ))
ただ、その後も見ていくとだいぶ見方が変わりますね。

まず、外見だけだと小さくてかわいらしいお人形さんみたいなロッテは実は日本びいきで空手が好き
で、来ている制服は学ランだったりして、汐の一目ぼれはいきなり腰砕け。
それでもやっぱりロッテにアプローチしているんですが(笑)。

次に、汐という娘は「おバカ」なところがあるってことです(ヒドイ
それで説明はつくと思う。
もともと、連載当初からそういうキャラではありましたけど、ここのところあまりそういう印象を受ける言動はなかったので。
もう、一目見た瞬間でロッテに心奪われてしまって、フォークダンスで踊るつもりだった純夏のことがひとしきり飛んでしまったり。
嫌がるロッテに無理やりかわいらしい服を着せてみようとしたり。
ロッテにかまいつつも、肝心のロッテには嫌がられ、ロッテを守っているように見える純夏には「バカ」と心の中でつぶやいてみたり。

で、本題(長い前振りだな、おい)。
純夏とロッテは雨中のロードワークに出て、純夏ほど頑丈ではないロッテは風邪を引いて倒れてしまう。
そのことを汐に責められた純夏はキレてしまい、汐のことをひどく怒鳴りつけて走り去る。
…ここがもう、あまりにも切なかったですね。
この直前に汐が図書委員の先輩(第1話で汐が惚れていて、逆恨みで振られた相手。後に和解)といたことで、たぶん少しだけ純夏が冷静ではなかったことも影響していると思う。
ロッテが「小さくてかわいらしい」から気遣ってあげなくちゃ、と汐に言われて、

「私は…デカくてかわいくない」

と(実は汐はそういう意味では言ってないのだが)一気に感情が爆発。

「あの子はね 強くなりたいって 私みたいになりたいって」
「言ってくれたんだ! 好きって!!」
「強くて大きなスミカが好きって!!」


誰よりも好きだと言ってほしい相手(=汐)にそんなことを言うのがどれだけ辛いことか。
大好きな相手にかわいいと言われないのがどれだけ悲しいことか。

で、事ここに至ってようやく汐が自分のバカさ加減に気づく(^^;;
どれだけ自分が純夏にひどいことを言ったのか、理解したわけです。
まあ、そんなおバカなところも汐なのですからしょうがないのかな。
(一方で純夏は汐に嫌われたしまったと布団の中で号泣)
見舞いにやってきて、これ以上ないやさしい笑顔でおかゆを食べさせて(当然、「ふーふー」して「アーン」で)くれる汐には…もはや言葉がありません。
その前の、純夏の寝顔を見て「カワイイ」とつぶやいた一言がとんでもなく大きいですし。
ここまできたら、汐は純夏のことを恋愛感情として好きな気持ちを(ようやく)自覚はしてそうですけど、打ち明けるかどうかはまた別かなぁ…。
純夏が女の子を好きなのか、まだ確信がなさそうですから。
純夏も純夏で、汐が自分のことを好きかどうかはなかなか自信がもてないでしょうからね。
なかなか難しい。
でも、今のこの微妙な感じがとても良い、と感じる気持ちもやっぱりあります。
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