2007/12/13(木) 23:46 「君に届け」episode25の感想
「君に届け」episode25表紙+さわこけし

下に小さく写っているのが雑誌付録の「さわこけしチェーンマスコット」(笑)。
雪だるま、よく見ると小さいのがマルちゃんぽいので、大きいのは風早をイメージして作ったのかな、という想像ができます。

>「君に届け」第25話(作者:椎名軽穂、別冊マーガレットで連載中)
詳細は例によって追記に書きますが、今回はいつも以上に良かったかと思います。
時期も現実と作品内がバッチリ合ってました(年末)。
以前の記事へのリンク
 →「君に届け」episode18の感想
 →
「君に届け」episode19の感想
 →「君に届け」episode20の感想
 →「君に届け」episode22の感想
 →「君に届け」episode24の感想
以下、「君に届け」episode25のネタバレを含みます。

「……このために
すこしでも私を
可愛くしようとしてくれたんだ
ちづちゃんとあやねちゃんは―――……」


追記の前に書いたように、個人的に、今回の話は非常に出来が良かったです。
どこか一つと言えないぐらいで…あえて挙げるなら、あやねと千鶴の”粋な計らい”ぶり
しかも爽子がいる前だったため、(爽子に対する”工作”を仕掛ける際に)無言で呼吸が合うんですね。
お互いに目配せするだけで。
さすがとしか言いようがありません(笑)。

時期は年末。
夏休み前にスタートして、2学期中にいろんなことがあった作品の一区切り。
それを爽子自身が振り返る場面、読者の私も一緒に「ありがとう」という気持ちでした。

まずは、起床した爽子、昨日の出来事を

「現実!!」
「現実でした!!」

と振り返ります。
ああもう、いかにも”感動屋さん”の爽子らしいなぁ、と(笑)。
…にしても、椎名先生、そろそろ爽子は無理に”怖い顔のキャラ”じゃなくても良いのでは、と思ってしまいましたが、どうなんでしょう?(^^;;<爽子父にプレゼントのお礼を言う時に怖い顔に久々になっていたこと

終業式、登校した爽子に「風早と付き合っているのでは」的疑惑がクラスメートから持ち上がりかけます(前日のクリスマス会2次会に風早と一緒に来たため)。
が、ここで素晴らしきあやねのフォロー

「あたしが爽子を呼んだのよ!
風早あいつ昨日ゲームであたしに負けたからね
待たせといたの」

が入って、疑惑はなかったことに。

で、前回の間違えて渡してしまった風早のプレゼント、爽子は風早に訳を説明してました
誰か家族の方にでも、と言う爽子ですが、そりゃ風早のことですから、

「でも 俺がもらってもいいんでしょ?」

と当然の答え(笑)。

終業式前のHRで、えらくお久しぶりの正担任、荒井善先生登場。
体調崩してたのかと思いきや、「嫁さんの実家の造り酒屋を継ぐ事になった」という報告。
意外すぎました(笑)。
ついにピン(荒井一)の正担任が決定してしまいましたよ。

終業式後、爽子はしばらく冬休みで会えない風早に一言言おうとして間に合わず。
(心の中のセリフ→

「今年はいろいろありがとう」
「おかげでとてもとても楽しかった」


風早は(本当はゆっくり話したかったのでしょうが果たせず)

「ばいばい!
「…よいお年を…!」

とのみ声をかけて、男友達とのカラオケへ。
ここがもうね、どっちも短いセリフながらすごく想いが込められていることが伝わってきました。

爽子はあやね・千鶴と一緒にお好み焼き屋へ。
父にもらった携帯を二人に見せ、メアドのアカウントの話から爽子の誕生日が大晦日だと判明します。
…で、ここで親友二人、あやねと千鶴が魂のアイコンタクト(笑)。
大晦日はいつも龍と一緒に初詣に行くという千鶴があやねと爽子を誘います。
あやねはすぐに了承、爽子もその場で母に電話してほぼOKをもらいます。
ここまではごく当たり前の展開。

そして、ここ! ここからです!<落ち着け
あやねが狙いすました一撃。

「………今のままだと初詣ではちづと龍と爽子とあたしのままだよ」
「別にそれでいーならいーけど もし風早に会いたいならあんたが自分で誘いなよ 爽子」

あやねや千鶴が誘ってあげるのは簡単だけど、それを爽子自身にさせることに意味がある
爽子は自分の恋心を自覚できたけれど、それが実現して恋人関係になるとかはまだ想像の範囲外。
でも、本心ではそれを望んでいるわけで、だったらそれは自分で掴みとりにいくしかない。
それはどんなに親しくてもあやねや千鶴にはできないこと。
爽子が自分で動いて行くしかないんです。
それを促してあげたあやねの一言。
もう、あやねがかっこよすぎます。
風早との疑惑を一蹴した所といい、この場面といい、まさに”姐御”ですねぇ(笑)。

で、風早に電話。
慌てていたおかげでセリフはメチャクチャだったけれど(←可笑しいけど感動します)、大晦日の二年参りに風早を誘います。
もちろん風早は即答でOK。
(ま、まあ、自分から誘えなかった風早には「がんばれ男の子!」とはちょっとばかり思いました(ぉ))

迎えた大晦日、家に迎えに来たあやねと千鶴はいったん爽子の部屋に上がって、爽子をとっておきのメイク。
それが二人からの「誕生日プレゼント」。
すぐ後で爽子はこの意味をしっかりと理解しますが・・・。
とにもかくにも、それが親友二人ができる最高のプレゼントであり、爽子の恋の後押しであるわけです。
爽子が風早に対してアクションを起こすのは爽子だけにしかできないけれど、友達としてできる最高のことをしてあげられる。
どれだけ二人が爽子を思っていてくれていることか…本当に。
そして、このメイクをしている時に、あやねがさらに励ましの一言。

「……あんたさあ くるみに会った時 『かわいくなりたい』って思ったんでしょ?」
「なんで可愛くなりたいのかよーく考えてみなよ」

それはなんでか。
風早をこっそりと好きでいるだけならその気持ちは必要ないこと、ですね。
可愛いくなりたい、可愛いと思われたい、というのは相手があってこその気持ちです。
だとしたら、その先にある答は明らか。
自分の中で恋心をしまっておくだけではなく、恋人になりたい! という気持ちがある。
それならば行動してみなよ、というエールですね。

爽子の家を出てすぐにあやねと千鶴は別行動。
龍と合流するので

「あとは風早と二人で楽しんでね――!」

とそういうこと。
当然計画通りです(笑)。
親友二人の見事な計らいに読者の私も思わずスタンディングオベーションですよ(爆)。

そして待ち合わせ場所に向かう爽子。
一人で待つ風早を見て、あやねとちづるがメイクしてくれた意味を理解します(この記事冒頭のセリフ)。
風早が待つ所に爽子が現れるシーン、ここがもう、良いですね<そればっか(笑)
椎名先生、ここぞという時にセリフの少ない見開きを使うことがあって、まさにそれ。
よけいなセリフがない方がこの場面は引き立ちます。
あやねたちが来ないことを爽子の口から聞いた風早、

「ん 行こ!」

と爽子に言い、二人で初詣でに向かいます。
(手ぐらい握れよなぁ、とはどうしても思ってしまいましたけど(笑)。)

「………12月31日 新年まで あと30分。」

です。
以下次号。
いつもながら、次が待ち遠しいです。
管理人のみが読めるようにする

トラックバックURL
→http://optfs.blog62.fc2.com/tb.php/122-c4399918