おおかみこどもの雨と雪
↑オフィシャルブックと原作小説

期待以上ではなかったと前回感想を書きましたが、なんだか納得いかない部分もあったのでもう一度観に行ってきました。
難儀だね。
内容がわかっていて観ると、やはり感想というか感覚がだいぶ違ってきますね。
花の変化が1回目よりもよりしっかり感じられる。
思うに、生きることをただ真摯に描いた映画なのだろう、と。
子育ての苦労とか、人として母としての成長、そういった個々も大事なんですが、もういろいろひっくるめてただ生きること、前向きにひたむきに生きることを描こうとしたのかな、と感じました。
たぶん1回目はそこがどうもつかめなかったんですよね。
結局何が言いたかったんだろう、って。
だから、個人的にはやはりお気に入りのせりふはクライマックスで花が雨に叫んだあの一言です。
久しぶりに劇場(映画館)に足を運んで映画を見ました。
やはり家で見るよりも迫力はぜんぜん違いますし、他の情報から隔絶されるので、しっかり楽しめるのがいいですね。

感触としては残念ながら期待したほどではなかったかな。
公式サイトで紹介されている物語以上のものはない、というか。
いや、たぶん、この映画は普遍的で当たり前のことを描こうとしているのだろうとは思うのだけど、ちょっとこう、見終わった後の感覚がいまいちスッキリしなかったのです。
面白くないわけではなかったのだけど。
おおざっぱに言って、中盤が一番良かったかな。
導入部分と終わりの部分がしまらなかったという印象が強い。
この映画で見せたかったのは、花という少女が母となって成長していく部分と、こども二人が自立していく過程でどのように生きていくのか、ということだと思う。
それは理解できるし、そういった普遍的で当たり前なことこそ、描き方しだいで強く心に残る作品になりえたと思うだけに、ちょっと拍子抜けだった。

ただ、映像部分、演技部分はとても良かった。
一面の銀世界の中を親子3人が走り回るところとか、特に良かったと思う。
また、声に声優ではなく俳優が多く起用されているが、棒読みに感じることもなく、良い演技だった。
こういう、しっかりとした声の演技ができる俳優を使ってくれるのであればなんら問題ない。

# ローカルなことを申し上げれば、今回観に行ったのは博多シティに新しくできたT・ジョイ博多というシネコン。
新しいだけあってきれいで広いのは良かったのだけど、ややおしゃれでシックすぎて少々アウェー感があったのは誤算だった。